タンザニア里帰り旅行⑪

(今日はちょっとまじめな話を)
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余談ですがタンザニア出身の夫が日本の電車の中で
「なんでみんなおじいさんが立っているのに平気ですわっていらるの?」
ときいたことがあります。わたしが「そりゃわたしもそうは思うけど..」
というと、
「あの人のあの手、あの足がどれだけ長く使われて、そのお陰で僕たちが今生きていられるってことが判らないのっ??」
と怒りだしたので困ってしまいました。タンザニアで譲らないということはあり得ないんだそうです。というのも、お年寄りは一番尊敬にあたる人だということを生まれたときから教えてられているからなのだそうで、
そういえば、昔の日本だってそうだったんじゃないかなあ。
 そうはいってもタンザニアではおじいさんと孫たちの関係は友達みたいらしく、はじめてタンザニアに行ったとき夫に
「この人はわたしの一番下の弟です。」
と紹介され
「どうぞよろしく弟のブカリです。」
と握手をもとめられたのだけどその人がどう見ても80は過ぎているおじいさんで、わたしが当惑していると
わっはっはは!!!と二人が笑い出し
「冗談だよ。わたし(夫)の父の従兄弟なんだ。」
といわれて爆笑したことがありました。こんなふうに孫たちはおじいさんと冗談を言い合う間柄なのだそうです。
そんなタンザニアもかつては植民地で辛い時代をすごしてきた歴史があります。以前書いたバガモヨという場所は名前の由来が「わたしの心を置いて行く」という意味だそうで、奴隷貿易の中継所になっていました。
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この場所に集められ、目の前の海岸から船に乗せられて売られて行ったそうです。そのときみんな自分の一番大事にしていたものを心とともにこの浜辺に置いて去っていたそうで、船が出たあとは海岸にびっしりと帽子や服などが残されたそうです。
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by ponchimemo | 2013-04-14 13:52 | 日記