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保育をしていたころから、こどもと不思議話はセットでよくあった。お腹の中の記憶があるとか、こどもと2人でお風呂にはいっていたらこどもが、
「ひーとり、ふーたり、さんにん」
って数えたこととか、うちの子たちもよく
「あのおじさん誰?顔、怖いねー」
などと部屋の隅を指差して言っていた。
先日はじめて包丁研ぎの体験をした。教えてくださったのは、omotoさんという包丁職人さんだが、本当にその方の包丁は気持ちよく料理ができるのだ。
その日は帰りが遅くなったので帰宅してすぐ寝たが翌朝、その包丁を使って朝ご飯を作ったら私にしてはすこぶるおいしくできた。だからもちろんご飯を食べながら話しも弾む。すると長女がおもむろに
「昨日、包丁研いだよ」
と言う。絶対にそれはありえない。だってすべての包丁はわたしが一日中持ち出していたのだから。でもおっかけ次女が
「うん。頑張って研いだねー」
と言う。ごめん、それはありえない。砥石も持って行ったし。わたしは包丁研ぎに行くことは2人には言ってなかったが、あまりにも熱心にありえない話をするので、実は昨日包丁を持ってでて、包丁を研いだのはわたしだと訴えた。でも、2人はがんとして昨日家で研いだという。昨夜来てもらったシッターさんに聞いてみろというので、聞いて見た。
「え?そんなことしてないですよー!笑」
という答え。
これはどういうことだろう。どうすれば説明がつくのだ?
こどもといると不思議なことが多い。説明のつかないことも多々ある。だけどそういうことがある度に、なんでもかんでも説明がつくことが本当じゃないんだ、もっと自分の感覚や目や心で生きていけ、と言われているような気がしてならない。うそか本当か説明がつくかつかないか、大勢の人が支持しているかしてないか、常識か非常識かでものを見るのはカンタンだし、間違ってないのかもしれない。でもそうじゃない感覚を忘れずに持ち続けたい、身の回りに起こることを1から受け止められる自分でいたい、そう思った包丁研ぎ事件でした。娘たちに今日もありがとう。
by ponchimemo | 2014-01-27 20:07 | 未分類

ちいさい日記


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